ごみ有料化の前に減量化:後編

来年4月から、茅ヶ崎市でも燃えるゴミと燃えないゴミの有料化が始まります。

前編では我が家にLFCコンポストを導入した理由などを中心にお届けしました。

ごみ有料化の前に減量化:前編はコチラ

後編では、LFCコンポストを始めて3か月たった今の我が家の状況、変化などをお知らせします。

LFCコンポスト

LFCコンポスト始めてよかったこと

8月の下旬に最初のセットが届いて約3か月が経過して、使ってみて良かったことは

 1.生ごみが減った
 2.食品ロスが減った
 3.食べ残しが減った

ゴミに出す生ごみの量が減ったのはもちろんなんですが、コンポストに投入できる量が1日約300グラムなので生ごみの量自体が減ったような気がします。

生ごみ用に100均で買ってきたステンレスの小さなボールを使っているのですが、このボールに山盛り1杯分くらいが300グラム。なので野菜の皮をむくときもなるべく少なくするように、皮ごと食べられるかな?とか捨てる部分をなるべく小さくしようと意識するようになりました。

どうしたらごみにせずに済むか?野菜もなるべく全部を食べるように工夫する。今まで捨てていた皮の部分も食べられるんじゃないか?と考えてみる、などなど意識するようになりました。

それと同時に賞味期限を切らしてしまい食品を捨てることの無いように、買い物の時に買いすぎないようにしたり、作りすぎて余った料理を処分することの無いように食べきれる分だけ作ったり、食べきれなかった分も冷凍したり、次の日のうちに食べきったりして捨てることの無いようにするなど、自分の中の意識がだいぶ変わったような気がします。

そして何より生ごみとして捨ててしまうもので畑の堆肥が作れる楽しさ!と言っても毎日生ごみを入れてかき混ぜるだけなので手軽で簡単なのがいいですよね。

LFCコンポストで困ったこと

コンポストには見えないデザインとは言え、もともとベランダとかの外の通気性の良い場所で管理するように推奨されているLFCコンポスト。

でも我が家の場合、キッチンから外に出られる勝手口が無いため、外に置くとわざわざ玄関から出てごみを入れに行かねばならないことに。それはとっても面倒なので、ごみが出たらすぐに入れられるようにコンポストはキッチンに置くことにしました。

そこで問題になってくるのが臭いと虫の問題。

結論から言うと。8月末から始めて涼しくなっていく季節だったせいか臭いに関してはそんなに気になることはありませんでした。袋を開けてかき混ぜるときにちょっとは匂いますが、袋が二重になっているせいか作りがしっかりしているせいか、ジッパーを閉めてしまえば全然気になりませんでした。

虫に関しては、ちょっと気温の暑い時期にコバエのような小さなぷんぷんした虫が飛んできたことと、これはLFCコンポストのサイトにも載っているのですが、中に水アブの幼虫が発生したことです。

私は虫に関しては意外と平気なので、水アブの幼虫も最初見た時にはびっくりしてぎょっとしたけど、袋から這い出してきて悪さをするわけでもないのでなんとか許容範囲でしたね。

室内に置くので床に直置きしないよう、ごみを入れやすいように棚を作って通気性と虫対策も考え窓際に設置していました。

コンポスト用棚

あともう1点は価格ですね。定期配送にしているコンポスト基材はコストパフォーマンス的に言えば割高。来年4月からごみが有料化されるとはいえ、何も考えずにごみを出してもごみ袋代の方がまだお安いのは事実。

ただこれから自分たちが出すゴミのことを考えて、次の世代に渡していく地球環境のことを考えたら、今回の有料化をきっかけに自分たちの暮らしを見直すとてもいい機会だと思います。

ごみの減量化について

コンポストを導入することによって、当初の目的でもあるごみの減量化は出来ているのか?

これに関してはとても効果があったと思います。前述したように生ごみをなるべく出さないように意識し始めたと同時に、燃えるゴミに入れていた紙やプラスティックのものをまめに分別するようになりました。

食品の入っていたプラスティック容器など、洗って出さなきゃならない手間はあるもののいかにゴミを減らせるかと考えて工夫することが意外と楽しくなってきました。

家族全員に意識が芽生えているかと聞かれれば、まだまだなところもあるので、これからみんなで出来ることを共有して来年のごみ有料化までに更に減量化できるように、暮らしのあれこれ工夫していこうと思います。

コンポスト補助金も活用

自治体によってコンポストの購入費用に補助金が出るところがあります。

茅ヶ崎市も購入金額の1/3の金額が補助になります。家庭用生ごみ処理機(手動式・電動式・消滅型)の購入補助制度について

我が家のコンポストも初回購入分をしっかり申請しました。(気になった方はお住いの自治体にお問い合わせください)

こんな制度も活用しながら、ご家庭の環境にあったコンポストの導入を検討してみてください。

ごみを減らしてみようかなと意識することから、ごみの減量化に繋がっていきます。サスティナブルもSDG‘sもよくわからないけど、まずは自分で考えてみる。小さな1歩が大きな1歩になるかもしれません。

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かわかみさちこ

かわかみさちこ

藍プランニング株式会社の片づけ・整理収納担当、かわかみさちこです。アメリカで生まれた片づけの手法ライフオーガナイズ®の考え方を元に、暮らしを楽にする仕組み作りを考えます。暮らしに役立つ片づけのヒントや収納、大好きなインテリアのこと、アトリエアイでのワークショップなどもご紹介しています。
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