ハザードマップを見たことがありますか?
今年の梅雨は各地で記録的な豪雨に見舞われています。
先日の熱海の土石流の映像に危機感を抱いた方も多いのではないでしょうか。
そんな自然災害の時に役に立つのがハザードマップです。みなさん、ご自身が住んでいる地域のハザードマップは見たことがありますか?
ハザードマップとは
国土交通省国土地理院のサイトによれば
『ハザードマップとは、一般的に「自然災害による被害の軽減や防災対策に使用する目的で、被災想定区域や避難場所・避難経路などの防災関係施設の位置などを表示した地図」とされています。防災マップ、被害予測図、被害想定図、アボイド(回避)マップ、リスクマップなどと呼ばれているものもあります。
ハザードマップを作成するためには、その地域の土地の成り立ちや災害の素因となる地形・地盤の特徴、過去の災害履歴、避難場所・避難経路などの防災地理情報が必要となります。』
住んでいる地域の自治体で必ずハザードマップは作られているはずなので、見たことがないという方は一度住んでいる市や町の自治体のサイトから探してみてください。
国土交通省のハザードマップポータルサイトからは全国のハザードマップを検索できるので、遠くに住む家族のところはどうだろう?と心配になったときはこちらも活用してみてください。
茅ヶ崎市のハザードマップ
弊社のある茅ヶ崎市では今年、洪水・土砂災害ハザードマップが更新され、7月6日より順次全世帯に配布されています。
我が家のポストにも昨日届いていました。
地図上に危険な地域や避難場所などを示したハザードマップとともに、ガイドブックが入っていました。
このガイドブックがとても見やすくて分かりやすくてよい感じでした。
ハザードマップの見かたと、いざ避難するとなったときにどう行動したらよいのかをシミュレーションしておける「かんたんマイ・タイムライン」の作り方も載っていて
ステップに従って、「逃げどき」・「逃げさき」・「逃げかた」をあらかじめ確認しておけるのがいいですね。
何か災害が起きてから慌てるより、何もない平時に家族でハザードマップやガイドブックを見て情報を共有しておくのはとても大事なことです。知っていると知らないとではいざ避難となったときの初動に違いが出たりします。
大きな災害が起きた時は、もしかして自分のところも?と気に掛けるきっかけにもなります。この機会にハザードマップをチェックしてみてください。
海のそばの茅ヶ崎市では、津波ハザードマップと液状化ハザードマップも準備されていて、茅ヶ崎市のサイトの防災マップのページからも確認できますので、こちらも見ておいてくださいね。
不動産売買、賃貸契約時の重要事項説明書
土地や家の売買や賃貸契約の時に必ず出される重要事項説明書の中では、土砂災害警戒区域内か否か、津波災害警戒区域内か否かの説明は必ずしなければならない重要事項と定められています。
それに加えて、近年台風やゲリラ豪雨による河川の氾濫や洪水などの水害が多発していることから、2020年1月、国土交通省は水害リスクについての説明を義務化すると発表しています。(導入時期は未定)
契約時に自治体のハザードマップ等での説明がなされることもあるかと思います。
でもハザードマップはずっと同じではなく、大きな災害が起きたりしたタイミングや何年かおきに新しいものに更新されます。長年住む場所なら契約時の説明だけではなく、ハザードマップの更新のタイミングで見直しておくことも大切なことです。
災害に想定外はつきもの。どこか遠くの場所での出来事でも、今日は無事でも、明日は自分の身の回りに起きるかも?という意識で備えておきましょう。
備えあれば憂いなし。自分と家族の大事な命を守るためにも、日ごろからの防災意識を大切にしましょう。
藍プランニング
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