会いたい人に会いに行く
雨の日が多くなって急に涼しくなった9月。
今月はご縁があって素敵な方とお会いできる機会に恵まれました。「atelier AI」アトリエアイby 藍プランニング株式会社の片づけ・収納相談担当かわかみさちこです。
漫画家・作家 折原みとさん
友人からのご縁で藤沢市倫理法人会のモーニングセミナーにご招待いただき、漫画家で小説家としてもご活躍中の折原みとさんの講話を聴かせていただきました。
法人会で漫画家さんが講話?
折原さん、乙女心をキュンキュンさせる漫画で超有名な方ではありますが、実は実業家として以前八ヶ岳のふもとでカフェを経営なさっていたことがあるそうです。今はもう閉店されていますが、その時に学んだ経営者としての失敗談などをお話しくださいました。
その時の顛末は画像の著書「おひとりさま犬をかう」に詳しく載っているので、読んでみてください。面白いですよー。
もちろんそのお話をお聴きするのも楽しみではありましたが、「あの!漫画家の折原みとに会える!」というミーハー魂全開で早朝6時からのセミナーに5時起きで駆け付けてしまいました。
私とほぼ同年代の折原さん。
私が中高生の時には折原さんはまだデビュー前。なので思春期真っ只中の自分は折原さんの漫画にまだ出会ってなくて、作品を読ませていただいたのは思春期もだいぶ過ぎてから、「こんなムネキュンの漫画こっぱずかしくて読めるかー!」と思いつつ連載を追って
自分も小さいころから漫画家になりたくてずっと絵を描いていて、同年代のみとさんの活躍を遠くから憧れのまなざしで見ていたものです。
その!折原みとに会える!
会場には法人会の経営者の皆様に交じって、明らかに温度とまなざしの違うみとファンの一団が!(笑)
友人の計らいで、セミナーが終わった後にみとさんを囲んでお話を伺えるお時間もいただき
私よりちょっと年下の、思春期真っただ中に折原みとを読んでいた元少女たちと、感動のあまり目を潤ませ声を震わせての幸せな時間でした。
漫画と小説と、長年創作の場でご活躍の折原さんに
「ネタが途絶えず、ずっとながく続けてこられた秘訣は何ですか?」とお聞きしたところ
「いつも何にでもワクワクして暮らしていることかなー。」とのお答えが。
なるほど講話の中でも、カフェの経営を始めるときの好奇心旺盛でぱっとすぐに行動に移す様子、何にでも興味を持ってその飾らないお人柄でいろんな人と仲良くなって話を聞く姿勢が垣間見られました。
いくつになっても、どんな時でも、何をやるのにも、「好きなこと・自分がワクワクすること」が中心にあるみとさんの生き方、素敵だなと思いました。
ドキドキのツーショット。
八ヶ岳でのカフェはいろいろあって閉めてしまったけれど、海辺でわんこと暮らしつつ今はご実家のある茨城に古民家カフェを時々開いていらっしゃるそうです。
そんな折原さんの素敵な暮らしがブログで更新されています。
料理研究家 有元葉子さん
料理研究家としてあまりにも有名な方ですが、実は私が初めて有元さんの本を読んだのは料理のレシピ本ではありません。
片づけを自分の一生の仕事にしようか?と考えていた時にふと出会ったこちらの本。
この中の、有元さんの物との向き合い方や暮らしぶりを読んで
「いつか自分もこんな風に暮らしてみたい!」と強く憧れたものです。
その有元さんのセミナーが開かれるとの情報を見つけて速攻申し込み、会場の新宿リビングデザインセンターOZONEまで足を運んできました。
お話は、住まいとインテリアの情報センターでの開催とのことで、今まで暮らしてきたおうちのことを建築家の娘さんと紹介していくというもの。
イタリア、東京、野尻湖などの有元さんのお住いの素敵な写真を見ながら、日々の暮らしの中で工夫していることや、家をリノベーションする際の収納の作り方など、個人的にはもちろん収納の仕事をさせていただく身にはとても勉強になるものでした。
大好きな著書の「使い切る」にもある
自分の好きなものを、妥協せず吟味し選んで、それをしっかりとその役割を終える日まで使いきる。という姿勢。
ついつい便利だから、安いから、面倒だから、すぐに買えるからといろんなものを家の中に持ち込んでしまう自分。
スッキリと片づいて何も乗っていないシンプルで美しいキッチンの写真にうっとりしながら
「目に美しいものしか出しておきたくないんです。」という言葉に
いつか自分もそんな風に言える人間になりたいなと思いました。
有元さんの料理や、お使いの暮らしの品々はこちらでご覧になれます。
片づけの勉強をして、一人一人に合った片付けがあることを知り、自分は物が見えていないと嫌なこともわかり
きっと有元さんのお宅のようにスッキリと何も出ていない家にはならないだろうな、と思いつつ
でもその出しっぱなしにしているものが、自分の大好きなものであふれていたらきっとキレイにするし大事に使うんだろうなと思います。
どうでもいいものはどうでもいい扱いになってしまう。100均でかったものだからいいかー、って気持ちがどっかにあるかもしれない。
自分の周りの物をもっと大事に出来たら、有元さんの暮らしに1歩近づけるような気がします。
今、飲食店などではプラスチックのストローをなるべく使わないなど、プラスチック製品を減らす努力をしているところが増えています。
有元さんのお宅でもプラスチック製品はなるべく使わないようにしているそうです。「なるべくなら自然の物で出来ているものを使いましょう。お家の中から一つでもプラスチック製品を無くす努力をしてみてください。」とおっしゃってました。
私もプラスチック製品はあまり好きではないのですが、お手軽便利にひかれて購入したものもたくさんあるなー、と我が家のキッチンを思い浮かべていました。
一度にいっぺんには無理だけど、ちょっとずつ意識して自分の周りに好きを増やしていけたらいいな。
何かを成してきた方の言葉は心に沁みます。
今回お二人の話を聞いて感じたのは、2人とも真ん中にある芯がぶれていないこと。
それは自分の好きな気持ちだったり大事にしていることだったり。
そして思ったことはすぐに行動に移していること。
日々の暮らしのことはもちろん、仕事をしていくうえでも見習うべきことをたくさん教えていただきました。
朝早くても、遠くても、頑張って会いに行ってよかったなと思えた期会でした。
そして私も、たくさんインプットしたものを行動に仕事にお客様のためにアウトプットしていきたいと思います。
「快適な暮らしのための、片付けの仕組み作りと収納相談サービス」
かわかみさちこ
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