片づけの手順 最初の1歩

散らかった家の中を片づけよう!と思っても、何から手を付けたらいいのかわからないって方多いと思います。

片づけるぞ!って思って家中の物を引っ張り出して、結局1日じゃ終わらずまた元の場所に戻すことになったり、片づける前よりもっと散らかってしまったり、これって片づけあるあるですよね。

片づけ苦手って思う方は最初から全部片づけようと思っても無理です。でも苦手なこともちょっとずつ、少しずつ練習していくと、コツがわかったり効率よく動けたりして、いつの間にか身についていたりするものです。

片づけ苦手な方におススメする片づけの手順、最初の1歩はこれ。

まずは小さなところから片づけてみよう

1部屋全部やろうとするのではなく、片づけの練習と思って小さなところからやってみてください。

例えば *キッチンの食器棚やシンクの下
    *洗面所の収納
    *リビングの棚
    *廊下収納  などなど

棚1段分、引き出し1つ分からでもいいです。1時間もあれば片づくかな?ってくらいのスペースで練習です。

どこを片づけようか?と悩んだときは、今なんとなく使い勝手が悪いなと感じているところや、本来の目的と違う使い方をしてしまっているところなどがおススメです。

今日は我が家のシンク下の収納を実例に手順を説明しますね。

実例:シンク下収納

シンク下ビフォー

我が家のシンク下の大きな引き出しの収納です。ざるやボール、キッチンツールなどの調理用品を収納しているところなのですが、最近他の物もついついここに入れてしまいごちゃごちゃして使いずらくなっていました。

片づけの手順は ① 中の物を全部出す
       ② 収納場所を掃除
        ③ 出した物を仕分け
         ④ 必要な物だけ戻す 

① 中の物を全部出す

基本は全部出し

そこに入っているものを全部出します。全部出して並べてみると、意外といろんな物が混ざりこんできているのが見えてきます。

② 収納場所を掃除

収納場所の掃除

今回はセスキをシュシュっとスプレーして拭き掃除、乾いてから段ボールで簡単な仕切りを作ってみました。段ボールは2ℓの飲料水が6本入っていた段ボールを真ん中で2つに切ったものです。左右に4つ配置。

③ 出した物を仕分け

元に戻すものは、元々この場所で使っていたもの、ざるやボールなどの調理用具やキッチンツール、洗剤のストックなどです。
ここになくてもいい物は、他に収納場所があるのに紛れ込んでしまっていたものなので本来の収納場所に戻します。
処分する物は、古くなった水筒や使わない水筒カバー、劣化したキッチンツールなどなど。木べらの使用頻度は高かったのですが、あまりにも汚れてしまったので新しいものを購入することにして古いものは処分です。

④ 必要な物だけ戻す

仕切りの段ボールにざっくりと仕分けして収納。

左側奥に水筒や低温調理器スムーザーなどを、手前にはキッチンツールを立てて収納。隙間にバットとまな板シートを。キッチンツールがゴチャつきそうなのでもう少し量を減らした方が使いやすいかも。
真ん中にざるとボール。重ねて収納してあるので使い勝手はあまりよくないけどとりあえずはここに。
右側奥に洗剤のストックや掃除道具、生ごみを捨てる時用の薄いビニール袋も入れました。手前には生ごみ用のごみ箱を置いたのですが、暑くなってきてここには置きたくないなと思ったのと近々生ごみ用のコンポストを購入予定なので、これは要検討です。

片づけまとめ

今回我が家のシンク下収納の片づけにかかった時間は30分ほどです。まあ仮にも片づけのプロとして活動している身、手順もわかっていて仕分けの判断もサクサクと出来たからの時間だと思います。元々の物の量もそんなに多いわけでもなかったですしね。

もっと物の量が多かったり、なかなか処分する物を決められなかったりするともう少し時間はかかると思います。いるいらないの判断は人によってかかる時間も全然違います。サクサク決められる方もいればめっちゃ悩んでしまう方もいます。

迷ってしまったとき大事なのは、その収納場所をどう使いたいか、そのためには何がどのくらいあればいいのか、を自分の中でしっかりと決めておくことです。その上で全部出した物の中から、今自分に必要なものだけを選びそれだけを戻してみる。残ったもので処分に悩む物は一旦箱などに入れて違う場所に片づけてみる。それで暮らしを回してみて、十分事足りていたら箱にしまった物はなくても困らない物ってことです。

箱にしまった物を私たちは2軍の物とか言ったりしています。どうしても使いたいって物は箱から出してきて1軍昇格です。たいていの物は箱に入れたっきり存在を忘れてしまったりするんですけどね。
半年とか1年とか自分の中で期限を決めて、使わなかった物はその時に処分の方法を決めましょう。

小さな片づけは散らかった場所をちょっとリセットすることです。もちろん毎日じゃなくていいんです。日々の暮らしの中で「なんか使いづらいな、なんか不便だな」と感じた時にやってみてくださいね。

片づけ・収納相談

小さな片づけはリセットですと言いましたが、それはある程度収納の仕組みが出来ていないと難しかったりします。

家中に物があふれてしまっている、いろんな所にいろんな物が混在している、収納の場所が決まっていない、などの場合は小さな片づけだけでは空回りしてしまう時があります。

家全体を片づけたいのになかなか進まない、という時はその片づけの仕組み収納の仕組みから見直す必要があるのかもしれません。

片づけアドバイザーはお客様にピッタリの収納の仕組みと片づけの手法をお伝えしています。いったんお部屋全体をリセットして仕組みを見直したい、そんな時にはお力になれると思いますのでいつでもお気軽にお声がけください。

どんな小さなお悩みでも、まずはお気軽にお問い合わせください。

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かわかみさちこ

かわかみさちこ

藍プランニング株式会社の片づけ・整理収納担当、かわかみさちこです。アメリカで生まれた片づけの手法ライフオーガナイズ®の考え方を元に、暮らしを楽にする仕組み作りを考えます。暮らしに役立つ片づけのヒントや収納、大好きなインテリアのこと、アトリエアイでのワークショップなどもご紹介しています。
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